2012年1月31日火曜日

3時間立ちっぱなしでも疲れない正しい姿勢①

「5分立っているだけで疲れてくる」
という中学生がいました。

朝礼のときや人の話を聞くときなど、
いかにもやる気がなさそうにダラダラと
立っているので、よく先生や親御さんから
注意をされるそうです。

「しっかり立ちなさい」

「ダラダラするな」

彼はやる気がないのでしょうか。

根性が足りないのでしょうか。

心を入れ替えて、ガマン強くなったら、
注意されることがなくなるのでしょうか。

実はそうではありません。

彼がやる気なさそうにダラダラと
立っている理由は、実は心の問題ではなくて、
立っているときの姿勢に問題があったのです。

彼は5分で足がパンパンに張ってしまうような、
負担のかかる立ち方をしているので、
立っているのが苦痛でたまらないのです。

長時間立っていると疲れる人と、
疲れない人がいます。

実は立ち方に違いがあります。

もし、普段5~10分立ちっぱなしで
いるだけで、足がパンパンに張ってしまい、
立っているのが辛くなるようであれば、
これから紹介する立ち方を意識してみてください。

5分立っているだけで疲れてしまう彼は、
立ち姿勢を横から見ると、背中が丸まって、
猫背になり、ひざは伸びきらないで、
曲がった状態です。

よくこんな姿勢で立っていられるなと
思うくらいです。

けれども、意外とこのような姿勢を
している方は多いです。

男子学生が歩いているのを見てください。

9割近い学生が、お尻までズボンを下げて、
後ろ重心気味で歩いています。

学生さんにもひざを痛めてしまう子が
たくさんいますが、その原因のひとつが、
この姿勢にあります。

「姿勢が悪いと疲れやすくなったり、
体を痛めやすいことは分かりました。

じゃあ、どんな姿勢がいいのですか?」

姿勢について詳しくお話ししようとすると、
かなり長い時間がかかるのと、
ポイントがたくさんあるので、
続きは次回お話しします。

楽しみにしていてください。

中村 宇博

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