2012年1月14日土曜日

身体の力を抜く方法・リラックスする方法④

突然ですが、あなたは普段何かを
ガマンすることはありませんか?

とても曖昧な質問ですし、
ガマンすると言っても色々な例があるので、
イメージが湧きづらいかもしれません。

実はあなたが何気なくしているガマンが、
筋肉を緊張させてしまい、体の力を
抜けにくくしている可能性があるのです。

例えば、、、

当院にアトピーのお子さんが施術に来たとき、
よく確認しているのは、

「学校でトイレに行くのをガマンしていない?」

小学生の男の子は、学校で大便をすると、
友達にバカにされるので、トイレに行くのを
ガマンしていることがよくあります。

これがアトピーの原因のひとつに
なっている場合があるのです。

今日は体の力を抜くというテーマなので、
詳しくは話しませんが、

排便をするという人間の自然な生理現象を、
お尻やお腹の筋肉にグッと力を入れて、
ガマンすることを繰り返しているうちに、

だんだんお尻の周りの筋肉や胃、腸の筋肉が
緊張して硬くなるようになります。

しかも、お尻周りの筋肉に力が入ると、
腰や背中が丸まって猫背になってしまいます。

これを繰り返しているうちに、

トイレに行きたくなる
→お尻の筋肉に力を入れてガマンする

という筋肉に力を入れるというクセが
だんだんついてしまって、
便秘になりやすくなったり、

常に猫背になって、
肩、首、背中の筋肉まで、
張りやすくなってしまいます。

このようにガマンをするという行為が、
体に力が入りやすいクセをつけて
しまうことになるのです。

これは子どもだけではなくて、
大人でも仕事でトイレに行く時間が
なくてガマンしている人がいますよね。

私の妹は美容院で働いていますが、
土日の忙しい日は便秘になってしまう
といいます。

お昼休みが15分程度しかなくて、
トイレに行く暇がないくらい忙しくて、
ずっとガマンしているのだそうです。

その代り、月曜日の休みには、
2、3回もトイレに行くそうです。

今はまだ休みの日になると、
自然と便が出ているので
問題がないように感じられますが、

これを繰り返しているうちに、
だんだんとお尻や腸の筋肉を緊張させる
クセができてしまいます。

そうすると、休みの日になっても
筋肉がゆるまなくて、便が出なくなって
しまい、便秘になる可能性もあります。

これは1つの例ですが、それ以外にも、
普段、無意識のうちにガマンしている
ことがあると思います。

例えば、、、


話しを聞いてもらいたいことがある。

でも、うまく話せなくて
伝わらなかったらどうしようと思うと、
話すことをためらってしまう。


すごく腹が立つことがあった。

でも、相手にそれを伝えると、
関係が崩れてしまうので、
それをグッとこらえる。


体が痛い。病気になった。

でも、仕事、部活を休むと
周りの人に迷惑がかかるから
無理をして頑張ろう。


体が緊張するというのは、
このようなガマンの繰り返しに
よっても起こります。

まずは自分が何をガマンしているのか、
それに気がつくことが
体の緊張をとくための第一歩です。

中村 宇博

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