2013年12月13日金曜日

肩の筋肉がありえないほど柔らかくなっている

久しぶりに初動負荷トレーニングに
行ってきました。

学生のとき、初めてトレーニングをしたときは、
その効果に衝撃を受けました。

肩の筋肉がありえないほど柔らかくなっている。

触るとフニャフニャとしていて、
まるで赤ちゃんの筋肉みたいになっている。

これは、ある患者さんも同じ感想を言っていました。

人間は年齢を重ねるほど、どんどん筋肉が、
体が硬くなっていく。

ところが、初動負荷トレーニングをすると、
それを逆行するように柔軟さを
取り戻すことができるんです。

それから片道2時間の移動を気にせずに、
トレーニングに通いました。

それから4年くらいは続いていたのですが、
最近は本当に運動のための時間を
とることもできないくらい忙しくて、

(こんなこと言い訳していたら、
患者さんに怒られそうです)

実に2年ぶりくらいのトレーニングでした。

私はワールドウィング小牧に行っているのですが、
新型のマシンが4種類も増えていました。

これがすごいのなんのって!

「うぇーっ!?こんな動きするんですか?
これはすごい!メチャクチャ伸びますね」

マシンから床に降りて、歩いてみると、
地面がなかなか足を離してくれません。

ピッタリと吸い付くような感じで、
足が地面に着いています。

しっかりと地面を押せるので、
あまり力感なく歩くことができます。

最近、三輪というスタッフが、
愛知小牧本院に入ったのですが、

彼はもともと陸上の競歩をしていて、
高校のとき北信越大会までいった実力者。

彼曰く「これならあと30秒位タイムが
縮んでいたと思います!」と。

いや、それ分かるんですよね!

私ももし、今陸上競技に復帰したら、
あまり練習をしていなくても、
現役のときより楽に速く走れそう。

別に私、初動負荷トレーニングからの
回し者ではないけれど(笑)

ぜひこの感動を体験してみてほしいです。

体ってこんなに軽くなるんだと、
驚くと思いますし、

体が良い変化を生むためには、
辛くて、ハードなトレーニングは、
必要ないんだと分かります。

それだけでも、運動が苦手な方なら、
救われると思いますよ。

ちなみに初動負荷トレーニングは、
ケガや痛みがある状態でもできます。

施術を併用すると回復も早くなります。

ぜひ機会があれば、やってみてください。

2013年12月2日月曜日

死にかけました。

「先生、ブログを更新してくださいよ」

と怒られてしまいました。

以前もこんなことがあったと思います。

ブログを読んでいただいている患者さんが、
いらっしゃるようですね。

てっきり誰にも読まれていないかと思い、
全然更新していませんでした(笑)

すみませんでした(^_^;)

久しぶりの現状報告をすると、
今横浜と愛知を往復する生活をつづけています。

横浜センター南院と、愛知小牧本院の、
2つの院の施術を担当しているんです。

忙しすぎて、ブログを更新するヒマがない、
というのが正直なところです。

経緯を知らない方のために、
カンタンに説明しておきますね。

もともと私は愛知県の春日井市という
名古屋の隣市の出身です。

FMT整体の本部は愛知県の
小牧市にあるのですが、
(これもまた名古屋の隣市)

7年前、ケガで悩んでいたときに
地元でFMT整体と出会って、
総院長の高瀬元勝先生に
施術してもらいました。

総院長は現在、施術の舞台を
引退されているので、今考えると、
とても貴重な経験ですね。

当時はまだ元勝先生1人しか
施術家がいなかったんですよ。

今では全国に13院もの分院があります。

あれから7年間、本当にあっという間でした。

ケガ良くなり、施術に興味を持った私は、
高瀬先生に弟子入りして修行の日々。

その後、愛知小牧本院で施術家として、
実に6年間、1万人以上の患者さんを
担当してきました。

私は全国のFMT整体施術家の先生方と、
比べると、ひと回り年齢が下なのですが、
実は院長に次いで、一番、経験が長かったりします。

(現在27才で、来月28才になります)

愛知本院ではセラピスト養成学院で、
施術の指導もおこなっています。

ところが、今年の7月のことです。

それまで横浜院を担当されていた
高瀬諭志先生が、ご家庭の事情により、
急きょ地元の名古屋に戻ることになったのです。

(高瀬諭志先生は、現在名古屋金山院を
開業されています)

本来、もう1年あとの予定だったので、
焦りました。

でも、2年間、横浜の地でひとり、
患者さんを見てくださっていたので、
本当にがんばってくださっていたので、
快くお送りしたいと思いました。

そこで本当なら私は愛知の本院を
任されていたので、愛知から
出ることはないはずだったのですが、

8月から横浜院の患者さんを引きつぎ、
愛知と横浜の両院を兼任することに
なったんですね。

それから4ヶ月、ほぼ休みなしで、
毎日施術をしていました。

愛知では木、金、土曜日を担当。

土曜日の施術を終えたら、
終電に乗って横浜へ。

そして、横浜では、
日、月、火、水曜日の営業。

水曜日の施術を終えたら、
また終電に飛び乗って愛知へ、
という感じです。

どちらの院の予約も埋まっていたので、
大変でした(^_^;)

途中、さすがに体力の限界をむかえて、
本気で倒れそうになりました(笑)

ということで、ブログを書く時間が、
本当になかったんですよ!

許してくださいね。

しかし、そんな日々も終わりです。

今月から状況が変わりました。

詳しくはまた次回書こうと思います。

2013年9月29日日曜日

私も同じ悩みを持っていました

このブログを見ると、
厳しい口調で書かれている
記事もあるので、

私がとても厳しい人のように
感じる人がいらっしゃるようです。

でも、実際に会ってみると、
印象が違ったと言われます。

私は元々FMT整体の患者でした。

あなたと同じ立場でした。

足の裏を痛めてしまい、
しばらく松葉杖で生活したり、

毎日気がめいるほどの痛みで、
精神的に落ち込んでしまったり、

イライラして周囲の人に
当たってしまったり、

その上、シンスプリントや、
ねんざ、肉離れなどまで、
併発してしまったり、

アトピーで肌がボロボロになり、
自分に自信がなく、人と目を
合わせることもできなかったり、

と様々なことで悩んできたんです。

病院で医師から、
「付き合いながらやるしかない」と
言われてしまったり、

痛くて痛くてたまらないのに、
「とくに異常はない」と言われたり、

周囲の人から、大げさなんじゃないか、
と誤解されてしまったりと、

辛い想いもたくさんしました。

それで、そんな悪循環から、
何とかして抜け出したいと、
試行錯誤をしました。

そういう原点が今の施術家としての
自分を作っています。

ですから、偉そうなことを、
ブログでは書いているのですが、
ほとんどが過去自分が失敗してきた
ことを題材にしているんです。

せっかくなら同じ失敗をしてほしくない、
と思うから、少し強い文体で、
伝えたいメッセージを込めています。

でも、だからと言って、
私がそれをすべてできているかと
言われるとそんなことはなくて、

大抵が今の自分に言い聞かせるように、
ブログを書いているんです。

自分がそうありたいなと思うことを、
確認するように書いていたりします。

それが何かあなたの役に立つなら、
嬉しいです。

2013年9月18日水曜日

ケガをキッカケに最大の飛躍をする方法

部活でケガをした学生さんが
大会直前に駆け込んできます。

大抵が間に合うので大丈夫ですが、
本音を言うと、

「もっと早く来てくれれば良かったのに」

と思わずにはいられません。

たとえ間に合ったとしても、
帳尻を合わせたにしかすぎません。

以前、自身がオリンピックにも出場し、
現在は部活のコーチをされている方が、

「大会に間に合うようにケガを治そうと
考えていること自体がズレている。

大会直前にケガをしてしまった時点で、
そこに至るまでの練習計画を失敗して
いるのだから、

それに間に合わせようとするのではなく、
その現状を受け入れて、次の試合に、
照準を合わせて、練習を始める選手が、
本当に結果を出せる人だと思う」

と言っていました。

コーチをされていると選手がケガに対して、
どう取り組むのか、その結果どうなるか、が、
客観的に見えるのでしょう。

また自身が選手でもあったので、
大会に出たい気持ちも、
痛いほど分かるのだと思います。

私もケガをして駆け込んでこられる
学生さんをみると、心情としては、
何とかしてあげたいと思います。

しかし、その選手が長い目で見て、
「本当に結果を残せる選手になれるか」も、
実はケガをしたときに問われるのです。

だから、私は安易には、

「大会に間に合うようにがんばろう」

とは言えません。

その選手のことを本気で考えると、
次の大会に照準を合わせた方がいいと
考えるときもあるからです。

そして、そうやってケガをしたことの、
辛さを乗り越えた選手の方が、
あとで結果を残したりします。

ケガをしたことは本当に辛いと思う。

けれど、ケガはピンチではなくて、
チャンスなんです。

これから、その選手が伸びるかどうかが
問われる最大のキッカケなんです。

だから、ケガなんて放っておけば治る、
なんて軽く思わないでください。

ケガに対して、どう取り組んだらいいのか、
もう2度と悔しい思いをしないように、
今後どうすればいいのか、を含めて、
アドバイスをします。

このケガをキッカケに最大の飛躍をしよう。

2013年9月17日火曜日

嘘をつかないでください

シンプルだけど、
とても大事なことを話します。

気持ちと行動がズレると、
カラダに無理が生まれます。

例えば、

本当は仕事を辞めたい、
でも生活のためにがんばらないと。

この人のことあまり好きじゃない、
でも嫌われたくないから、
とりあえず話合わせておこう。

本心では部活を辞めたい、
でも監督が怖いからガマンして続けよう。

このような気持ちと行動のズレがあると、
知らず知らずのうちにカラダは緊張し、
負担がたまっていきます。

そして、病気やケガにつながるのです。

「なんで病気になったんだろう?」

「なんでケガをしたんだろう?」

と原因を探るとき、
どうしても目に見えることに、
意識が向かいがちです。

気持ちは目には見えません。

気が付きづらいところです。

また自分の気持ちにウソをつくことに、
慣れてしまっている人は、

自分の本心が分からなくなって
しまっていますから、
余計に分かりづらいのです。

もし、思い当たる原因がなかったら、
自分の気持ちに注目してみると、
いいかもしれません。

あなたが思いもよらなかった、
原因が見つかるかもしれません。

どうか自分に嘘はつかないでください。

整体師になったキッカケ

「先生、僕にも教えてくださいよ」

と、まるで友達にでも言うように、
軽い気持ちでいった。

自分で自分の体を治せれば、
それにこしたことはないと
思ったからだった。

まさか整体師になろうなんて、
最初はそんなつもりはなかった。

けれど、それを知ってか知らないでか、
高瀬元勝先生は施術家として、
育てるつもりで技術を教えてくれた。

もちろん、タダではなくて、
高額な授業料を支払ってだけれども。

しかし、今ではそれが何倍もの
価値になって返ってきている。

整体師になって、
実際に患者さんを診るようになった。

足底筋膜炎やアトピー性皮膚炎などの、
難病を克服することができた。

それだけではなく本物の知識と、
技術を身に付けることができ、
病気知らずの健康な体を手に入れた。

自分のためだけに活用するのではなく、
人の役に立つことができるようになった。

そんな自分に自信が持てるようになった。

整体師になる過程で学んだことは、
なにも整体にしか活かせないことではない。

人生の様々な場面で今でも、
自分を助けてくれている。

整体師になるのに必要なのは、
生まれ持ったセンスや知識ではありません。

ほんのちょっとの勇気とキッカケです。

現在セラピスト養成学院、
プロコース8期生と、
ホームケアセラピストコース4期生の
募集が始まっています。

もし、少しでも興味がおありなら、
こちらのホームページを見てください。

http://school.f-mt.info/

健康なカラダはありがたい

横浜院での勤務が始まって、
1か月が経ちました。

愛知小牧本院で務めた6年間、
まさかこんな生活の日々が、
始まるとは思ってもいませんでした。

現在は、本院と横浜院での勤務、
セラピスト養成学院での指導、

その他、FMT整体運営のための
様々な業務をうけおっていて、
とにかく忙しいです。

患者さんには冗談で、

「次いらしたときは、ここで、
倒れているかもしれません(笑)」

なんて言っていますが、
本当にそうなりそうで怖いです。

でも、とても充実した日々です。

横浜の街は活気があって、
人は品がよく、過ごしやすくて、
気に入っています。

前任の高瀬諭志先生も、

「横浜院の患者さんは、
すごくいい人ばかりです」

とおっしゃていましたが、
本当にそうだと思います。

まだ27年しか生きていない、
私が言うのもなんですが、
人生は先が分かりませんね。

患者さんを診ていても、

「自分は病気ひとつしてこなかったから、
まさかこんなことになるとは思わなかった」

「なぜ急にこんな風になったのか分からない」

とおっしゃいますが、
人生とはそういうものらしいです。

ですから、病気やケガをしたとき、
確かにできるだけ早く治すことは、
大事に違いありませんが、

そもそも人生は計画通りにはいかず、
たまには予期せぬアクシデントで、
ケガをしたり、病気になったりするものだ、
と理解することも大事です。

「こんな風になったのは、
自分のことをもう少し大切にしなさい、
ということなんでしょうね」

と受け取れる人は、きっと治りも早く、
病気やケガが決して辛いものでは
なくなるでしょう。

どうしたら早く治せるのか?

治ったら何がしたいのか?

に目を向けることも大事ですが、

思い通りにならないカラダと向き合って、
健康で過ごせる毎日がいかに、
ありがたいことなのか、

噛みしめながら、たまには
歩みを緩めてみてみることも
大事なのではないでしょうか。

2013年9月16日月曜日

台風情報

おはようございます。

今横浜院の周辺は、
雨はそれほどではありませんが、
突風が吹き荒れています。

午後には状況が変わると思いますが、

午前中にいらっしゃる方は、
お気を付けていらしてください!

2013年6月18日火曜日

行き詰っている人へ

勇気が出ない人へ。

今苦しみの真っ只中の人へ。

行き詰まっている人へ。

私が何か行き詰まったら、
いつも勇気づけられている、
岡本太郎の言葉です。

アトピーの治療のときも、
この言葉たちが自分を
奮い立たせてくれていました。

-----


僕だってしょっちゅう行き詰っている。行き詰った方が面白い。それを突破してやろうと挑むんだ。もし、行き詰らないでいたら、ちっとも面白くない。

画家にしても、才能があるから絵を描いているんだとか、情熱があるから行動できるんだとか人はいうが、そうじゃない。逆だ。何かをやろうと決意するから意志もエネルギーも噴き出してくる。何も行動しないでいては意志なんてものありゃしない。

自分はあんまり頭もよくないし、才能のない普通の人間だから何もできないんじゃないか、なんて考えるのは誤魔化しだ。そういって自分がやらない口実にしているだけだ。才能なんてないほうがいい。才能なんて勝手にしやがれだ。

自信はない、でもとにかくやってみようと決意する。その一瞬一瞬に賭けて、ひたすらやってみる。それだけでいいんだ。また、それしかないんだ。

「いまはまだ駄目だけれど、いずれ」と絶対に言わないこと。「いずれ」なんて言うヤツに限って、現在の自分に責任を持っていないからだ。生きるというのは、瞬間瞬間に情熱をほとばしらせて、現在に充実することだ。

いま、この瞬間。まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。そうふっきれたとき、僕は意外にも自由になり、自分自身に手ごたえを覚えた。

自分を認めさせようとか、この社会の中で自分がどういう役割を果たせるんだろうとか、いろいろ状況を考えたり、成果を計算したり、そういうことで自分を貫こうとしても、無意味な袋小路に入ってしまう。

上手くやろう、成功しようとするから、逆に上手くいかない。人生上手くやろうなんて、利口ぶった考えは、誰でも考えることで、それは大変いやしい根性だと思う。世の中上手くやろうとすると、結局、人の思惑に従い、社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。一応世間体もよく、上手くはいくかもしれないが、本当に生きているのではない。流されて生きているにすぎない。

自分を大事にしすぎているから、いろいろと思い悩む。駄目になって結構だと思ってやればいい。最悪の敵は自分自身なんだから。自分をぶっ壊してやろうというつもりで、そのくらいの激しさで挑まなければ、いままでの自分を破壊して、新しい自分になることはできない。

自分は消極的で気が弱い、何とか強くなりたいと思う人は、いまさら性格を変えようなんて変な努力をしても難しい。強い性格の人間になりたかったら、自分がおとなしいということを気にしないこと、それが結果的には強くなる道につながる。強くなろうと思えば思うほど余計、コンプレックスを持つだろう。

持って生まれた性格は、たとえ不便でも、かけがえのないその人のアイデンティティなんだから、内向性なら自分は内向性なんだと、平気でいればいい。内向性の性格は悪いことだと思っているから、ますます内向的になってしまう。

自分は内向的な性格で、上手く話しもできない。友人でもできないと悩んでいる人が多い。だが、内面的であることは決して悪いことではない。そう思い込んでいるから暗くなり、余計、内向的にしているんじゃないだろうか。内面的ということを、マイナスと考えたり、恥じちゃいけない。

僕は「幸福反対論者」だ。幸福というのは、自分につらいことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態をいうんだ。ニブイ人間だけが「しあわせ」なんだ。僕は幸福という言葉は大嫌いだ。僕はその代わりに、「歓喜」という言葉を使う。危険なこと、つらいこと、つまり死と対決するとき、人間は燃え上がる。それは生きがいであり、そのとき湧き起こるのが幸せではなくて「歓喜」なんだ。

他人に対して自分がどうであるか、つまり、他人は自分のことをどう見ているかなんてことを気にしていたら、絶対的な自分というものはなくなってしまう。プライドがあれば、他人の前で自分をよく見せようという必要はないのに、他人の前に出ると、自分をよく見せようと思ってしまうのは、その人間にコンプレックスがあるからだ。

あっちを見たりこっちを見たりして、まわりに気を使いながら、カッコよくイージーに生きようとすると、人生を貫く芯がなくなる。そうじゃなく、これをやったら駄目になるんじゃないかということ、まったく自信がなくってもいい、なければなおのこと、死に物狂いでとにかくぶつかっていけば、情熱や意志が湧き起こってくる。

僕はいつでも最低の悪条件に自分を突き落とす。そうすると逆にモリモリッと奮い立つ。自分が精神的にマイナスの面をしょい込むときこそ、自他に挑むんだ。駄目だ、と思ったら、じゃあやってやろう、というのが僕の主義。最大の敵は自分なんだ。

過去にこだわったり、未来で誤魔化すなんて根性では、現在を本当に生きることはできない。ところが、とかく「いずれそうします」とか「昔はこうだった」と人は言う。そして現在の生き方を誤魔化している。だから、僕はそういう言葉を聞くたびに、怒鳴りつけてやりたくなる。「いずれ」なんて言うヤツに、本当の将来はありっこないし、懐古趣味も無責任だ。

何を試みても、現実ではおそらく、上手くいかないことの方が多いだろう。でも、失敗したらなお面白いと、逆に思って、平気でやってみればいい。とにかく無条件に生きるということを前提として、生きてみることを勧める。無条件に生きれば、何かが見つかる。だが、必ず見つけようと頑張る必要もない。

夢に賭けても成功しないかもしれない。そして、そのとき、ああ、あのとき両親のいうことを聞いておけばよかったと悔やむこともあるかもしれない。でも、失敗したっていいじゃないか。不成功を恐れてはいけない。人生の大部分の人々が成功しないのが普通なんだ。

仮に親の顔色をうかがって就職し、安定を選ぶとしようか。が、それが青年自身の人生なんだろうか。「俺は生きた!」といえる人生になるだろうか。そうじゃないだろう。親の人生をなぜるだけになってしまう。そんな人生に責任を持てるだろうか。若者自身の本当の生きた人生には決してならない。自分自身の生きる筋は誰にも渡してはならないんだ。この気持ちを貫くべきだと思う。

僕は口が裂けても諦めろなどとはいわない。それどころか、青年は己の夢にすべてのエネルギーを賭けるべきなのだ。勇気をもって飛び込んだらいい。

安易な生き方をしたいと思ってしまったときは、そんな自分を敵だと思って闘うんだ。結果が悪くても、自分は筋を貫いたんだと思えば、これほど爽やかなことはない。

人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ。それには心身ともに無一物、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋に膨らんでくる。いままでの自分なんか蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。

決意の凄味を見せてやるというつもりで、やればいいんだよ。

2013年5月27日月曜日

身体の力を抜く方法・リラックスする方法2


こんな質問をいただいたので、
回答を共有します。

仮にAさんとしておきます。

=====

私は身体の力を抜くことができません。
筋肉が常に緊張状態で、レントゲンや心電図なども苦労しますし
普段から身体が震えることが多々あり、悩んでいます。。

どうしたらいいのかネットでいろいろ検索している中、
このブログにたどりつきました。
先生が紹介しているストレッチボール、試してみようと思います。

もっと細かい部分の筋肉を緩めるにはどんな方法があるのでしょうか?

=====

筋肉が常に緊張状態なんですね。

力を抜いてくださいと言われても、
その感覚も、やり方も分からなくて、
うまくできないと思います。

体が震えたりするのは
何かと不便でしょうね。

人とお会いするときや、
人前でお話するときなども、
緊張したりされるのでしょうか。

いずれにせよ、わざわざ
インターネットで検索をしたり、
メールをいただいたりするくらいなので、
とてもお悩みなのだと思います。

きっとメールに書ききれないくらい、
色々と困ることがあると思います。

Aさんと同じかどうか分かりませんが、
私も昔から体が緊張して、リラックスできず、
どうしたら力が抜けるんだろうと、
ずっと悩んでいました。

肩がこったり、腰が痛くなったり、
頭が痛かったりは日常茶飯事で、
定期的にマッサージにも通っていました。

とくに受験のときや部活の試合などで、
過剰に緊張しすぎて、いつも思うような、
結果を残せなかったのが悔しかったです。

転機になったのは、部活の練習中に、
ケガをしてしまったことでした。

筋肉が緊張していて、硬くなっていて、
ケガを頻繁にするようになりました。

それから何とか力を抜けるようにしないと、
と、試行錯誤をするようになりました。

その中で試したことの1つが、
ストレッチポールです。



驚きました。

やった直後に、筋肉がリラックスして、
何とも言えない心地よさが、
体に広がりました。

力が抜けるということが、
こんなに心地のいいことなのかと、
感動をしました。

そして、いかに普段の自分が、
力が入っているのかも、
同時に思い知らされました。

それから徹底的にリラックスする、
体の力が抜けるということを、
模索するようになりました。

本当に色々な方法を試したのですが、
(一本歯下駄で外を歩いたり、
気功を受けたりもしました)

その中でも特に良かったと、
感じられたのが2つあります。

・初動負荷トレーニング



これは最近注目を集めている、
従来のトレーニングの常識をくつがえす、
革命的なトレーニング方法です。

大げさな言い方になりましたが、、、、

これまでの運動やトレーニングは、
筋トレのように「筋肉を鍛える」「強くする」
という発想が強かったのですが、

この初動負荷トレーニングは、
全く逆の発想で、やればやるほど、
「筋肉が柔らかくなる」「リラックスする」
方法なのです。

(これは私の勝手な解釈が入っていますので、
正しくは専門サイトを見てください)

実際、私もこのトレーニングを始めて、
筋肉がどんどん柔らかくなりました。

筋肉が赤ちゃんみたいに、
フワフワで柔らかくなるんです。

ヤンキースのイチロー選手が、
このトレーニングを行なっているのは
アスリートでは知られている話です。



それを知ったヤンキースのコーチが、
衝撃を受けて、チームに専用のマシンを
導入したとニュースになっていました。

まだ一般的には知られていない方法です。

あまりにも常識と違う理論なので、
浸透していくのには時間がかかるでしょうが、

Aさんも体験されたら
素晴らしさが分かると思います。

ストレッチポールとは違って、
「運動しているのに柔らかくなる」
「リラックスできる」感覚を感じられるのは、
おそらく現状この方法以外ないと思います。

・FMT整体の施術

宣伝のつもりではないのですが、
もともと私がFMT整体に来たのは、

ホームページ上から読み取れた、
リラックスできる施術に
興味がわいたからです。

現在はこの整体院で働いているのですが、
以前はその患者さんの1人でした。

実際、施術を受けてみて、
筋肉が体験したことがないくらい、
リラックスしていく感覚が、
何ともいえない心地よさでした。

筋肉が「ゆるんでいく」感覚が
感じとれて、それを追い求めるように、
その後10回くらい通いました。

そのうちに興味がわいてきて、
自分でもその方法が
できるようになりたいと思って、

先生に「やり方を教えてください」と、
弟子入りをしたんです。

なのでAさんも興味があれば、
一度、体験してみるといいと思いますよ。

その後もストレッチポールと、
初動負荷トレーニングなどで、
体の緊張をゆるめつづけて、

今では体が疲れなくなって、
「ターミネーター」などと
言われるようになったり、

素早く動けるようになったり、
人に会ったときに緊張しなくなったり、

夜熟睡できるようになったり、
便秘が解消されたりと、以前あった悩みは、
ほとんどなくなりました。

「自分で、自宅でやれる方法は
何かないの?」

と思われるかもしれませんが、
これが難しい理由があります。

それは自分では筋肉がリラックスする
感覚を得づらいということです。

自分が緊張しているので、
何かの助けがないと、筋肉がリラックスして、
力が抜けた感じが分からないのです。

その点が一番苦労をしました。

ストレッチポールは自宅でも、
毎日できるので良かったのですが、
細かいところまで、ゆるめきれません。

それを誘導してもらうために、
初動負荷トレーニングと、
FMT整体の施術には、
助けてもらいました。

FMT整体のホームページ

他にも「呼吸法」や「体操」など、
有効な方法はあるのですが、

それが有効だと分かるようになったのは、
「体がリラックスする感覚」「力を抜く感覚」が
分かるようなってからです。

これさえつかめれば、
あとは自分で何が必要なのか、
分かるようになりますから、
助けも必要なくなるでしょう。

そういうことを模索し始めて、
5年くらい立ちますが、
年々リラックスする感覚が
養われていっています。

18~20才くらいの、
若いときよりも、

27才の今の方が、
体力があり、疲れづらいし、
毎日を快適に過ごせています。

最初はお金や時間を費やしましたが、
それを投資してでも今の体を、
手に入れることができたのは、
一生の財産だと思っています。

Aさんも体の緊張がとれると
いいですね。

ストレッチポールすごく良い物なので、
ぜひ使ってみてくださいね。

それと施術家をするようになって、
ひしひしと感じるのは、

「食事」や「ストレス」なども、
筋肉の緊張に影響があること、、、

と、まぁこれ以上、書くとキリがないので、
今日はこの辺りにしておきますね。

また機会があればブログでも、
紹介をしたいと思います。


2013年5月1日水曜日

初心を忘れずに


「おかげさま」を
ご覧になられた方々から、
お祝いの言葉をいただきました。

ありがとうございました。

FMT整体愛知小牧本院の
院長になりました。

正直、昨年の末くらいから
整体院の運営のほとんどを
師匠から引きついでやっていたので、

肩書きが後から付いてきた感じで、
改めて「がんばろう」と
気が引きしまりましたが、

あまり嬉しさや感動はなかったんです。

それよりも、師匠から引きついだ
このFMT整体を、今後どのように
発展させていこうか、

全国の患者さんのために、
何ができるんだろう、

自分がやるべきこと、
求められていることは、
一体、何なのか、

と頭を悩ませる日々です。

さて「おかげさま」の近況報告に、
引越しをしたと書いたのですが、

院長になって、さぞ良い部屋に
引越しをしたのだろうと勘違いを
されている方が多いみたいです。

引越しをしたのは、
家賃5万5千円の1LDKから、
家賃3万円の1Rにです。

この部屋、1日中一度も
日光が差し込みません(笑)

心なしか、もともと白い肌が
さらに白くなったような気がします。

周囲からは大反対を受けましたが、
どうせ寝るときしか
家にいないのでいいと思って。

今周りを見渡してみると、
部屋にあるのは机とイスと、
パソコンと布団と山積みの本。

完全に仕事のための部屋です。

職場まで車で約5分です。

もう一度、そんな環境に身を置いて、
立場が変わっても、謙虚に、
誠実にいきたいと思ったんです。

家賃分浮いたお金で本を買ったり、
勉強会に参加をしたり、

(医学書は1冊5000円位の
高価なものが多いです)

各地に展開している分院に足を運んで、
先生方と練習をしたり、、、

今はそういうことにお金を
使っていきたいんです。

随分と優等生発言ですが(笑)

患者さんの立場で考えると、
(昔、自分もそうだったので)

「自分だったら勉強熱心な
先生に診てもらいたい」

と思うので、いつも誰よりも、
勉強しつづけていきたいんです。

これからも初心を忘れずに、
がんばって参りますので、
よろしくお願いします。

2013年4月24日水曜日

病気やケガから学べること

アトピーのブログの方に、
こんなコメントがあったので、
お返事を書きました。

=====

はじめまして
高校一年の女子です。

私は小さいこらからひどいアトピーでした。
今はかなり回復して傷はあまりありません。

ですが、やはり肌はかさついていて
赤みはあり、傷跡もたくさんあります。

ほんまに辛いです。周りには化粧して、
手足だして可愛くなっていく子がいっぱいいます。

私もみんなみたいにしたいです。
早く治したいです。

このブログを参考に頑張りたいと思います!
長々とすみません。

=====

よっぴさん

新しく学校生活が始まって、
これから新しい友達も増えていくというときに、
アトピーで、カサつきや傷あとがあるのは気になるよね。

周囲の化粧やオシャレをしている子たちが、
すごくうらやましいと思います。

自分だけなんでこんな想いをしないと、、、
と思うと、本当に辛いよね。

でも、よっぴさんがアトピーを治すのを
あきらめなければ、きっと良くなりますよ。
頑張りましょうね。

そして、こんなことを急に言われても、
すぐには受け入れられないかもしれないけど、
せっかくアトピーなのだから、そこから
色々と学ばせてもらうというのはどうかな。

僕もこれまでの人生の中で
たくさんの女の子に出会ってきたけれど、

その中でも「素敵だな」と思う人たちは、
何かしら苦しい経験をしてきた子たちが
多かったです。

それを乗り越える中で、強くて、
美しい心を養ってきたのだと思います。

確かにアトピーは辛いことだけど、
それはよっぴさんだけが経験できる
「かけがえのないこと」でもあるんだよ。

よっぴさんにも、アトピーを治すだけではなくて、
アトピーからたくさんのことを学んで、
外見だけではなくて、中身も強い女性に
なってもらいたいと思いました。

ちなみに、世の中にはこんな人がいます↓



なぜニックさんは生まれつき、
絶望的に辛い状況だったのに、
こんなにも愛される人になれたのか。

この動画を見ると分かります。

よっぴさんも、アトピーである自分に
引け目を感じないで、どんどん
やりたいことにチャレンジしてください。

高校生活は、
一生で一度の大切な時間だから。

応援しています。お大事に。

中村 宇博

追伸:時間があるときに少しずつ
いただいたメールにも返信していきますが、
今なかなかお返事書けずにいます。


2013年4月12日金曜日

ケガをチャンスに変える心構え


新年度が始まりました。

それにともなって学生さんたちは
大会のシーズンに突入しましたね。

練習が最後の追い込みの時期になり、
毎日ハードな練習をしているかも
しれません。

特に今年3年生になった人は、
最後の試合が迫ってきています。

悔いがないように結果を出したいと
練習に気合が入っているでしょう。

ハードな冬季練習を超えて、
疲労がピークに達している
かもしれませんね。

この時期になると、毎年、
練習で無理をしすぎて、
ケガしてしまった学生さんたちが、
駆け込んできます。

どうかあなたにはそうなる前に、
一度、体を休めてあげてほしいと思います。

体をベストな状態に仕上げるためには、
ハードな練習をこなすのと同時に、
酷使した体を休ませることも
大切ですから。

残念ながら、すでにケガをして、
しまったという人。

このままでは試合に出られなく
なってしまうんじゃないかと、
不安になっているかもしれません。

思いどおりに練習ができずに、
今まで練習してきたことが
無駄になってしまうんじゃないかと
焦っているかもしれません。

「何とか練習を休まないで、
ケガを治すことができないか」

と考えるのは当然でしょう。

けど、同時にそれではなかなか
ケガが治らないことも
分かっているはずです。

焦る気持ちはすごくよく分かります。

なんでこんなタイミングで、
ケガをしてしまったんだと、
自分を責めてしまうかもしれません。

でも、、、

いっそ「今のタイミングで
ケガをしたことは良かったんだ」
と思ってみるのはどうでしょうか?

だって、もし本当に最後の大会の
直前にケガをしてしまっていたら、
出場自体が危ぶまれるけど、

今だったら、まだ大会に間に合う
可能性は十分にあります。

むしろ、この機会に体のケアをして、
体を万全な状態に戻せたら、
最後の大会でいい結果を残すことが
できるかもしれない。

ケガをすると焦ってしまうし、
不安になると思うけど、

今の状態を何とかプラスの結果に、
つなげられるように、
今できることに専念しませんか。

ケガを治すときに一番妨げになるのが、
実は「焦る」気持ちです。

気持ちが焦ると、
神経も筋肉も緊張してしまうから、
ケガが治るのが遅くなります。

毎年この時期にケガをした、
学生さんをみていると、

試合が間近に迫るほど、
ケガが治りづらくなります。

痛みが落ちづらくなります。

どんどん気持ちが焦って、
体の緊張が増していくからです。

そして、面白いことに、
結局ケガが治りきらないまま、
試合に出場して、

それが終わった途端に今まで
全然痛みが軽減しなかったのが、
急に激減してしまいます。

試合前の強い緊張感が
治りを遅くしているんです。

ここで選択肢は2つあります。

1つは痛みを押して練習をする。

でも、これはリスクが大きいです。

もし痛みがどんどんひどくなって、
大事な試合の前に、本当に練習が
できなくなってしまったら、、、

どうしますか?

そのときこそ、
本当に後悔をするかもしれない。

そして、痛みが強い状態で、
試合に臨まないといけないかもしれない。

そんな状態で本当に
ベストなパフォーマンスを
発揮できるのでしょうか。

このような選択をした学生を見るたび、
心が痛み、切ない気持ちになります。

もう1つの選択肢は、

思い切って体を治すことに専念すること。

もし出られなかったら仕方がないと、
どこかであきらめてしまうこと。

「そんなことできるわけ
ないじゃないですか!」

と思うかもしれませんが、

そうやって気持ちが吹っ切れて、
今できること、体を治すことに
専念することができると、

体の緊張感がなくなって、
自然と痛みが楽になって
いくことがあります。

だから、あきらめるというのは、

最後の試合でベストを出すために、
練習ができないことに焦る気持ちを
募らせるのではなくて、

そういう自分の現状を受け入れて、
焦る気持ちを切り替えて、
今できることに専念をして、
ベストを尽くそうということです。

過去、私たちが見てきた患者さんの中には、
そうやって治すことに専念した結果、

復帰後の試合で、
ベストパフォーマンスを発揮できた、
今までで一番良い結果を残せた、
という人たちがいます。

ケガをしてしまったのは仕方がない。

だったら、
それをプラスに変えられるように、
今できることに集中しませんか?


2013年4月9日火曜日

教室はまちがうところだ



この絵本、FMT整体の
待合室に置いてあるんですが、
すごく好きなんです。

患者さんの中には
「自分の孫にプレゼントしたいから」と
絵本の名前をひかえていった人もいるくらい。

子どもさんはもちろん、
大人の方にも読んでみてほしいです。

教室の文字は、
「人生」に置きかえることが
できるんじゃないでしょうか。

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【教室はまちがうところだ】

蒔田 晋治作

教室はまちがうところだ
みんなどしどし手を上げて
まちがった意見を言おうじゃないか
まちがった答えを言おうじゃないか

まちがうことをおそれちゃいけない
まちがったものをわらっちゃいけない
まちがった意見をまちがった答えを
ああじゃあないか こうじゃあないかと
みんなで出しあい言いあうなかで
ほんとのものを見つけていくのだ
そうしてみんなで伸びていくのだ

いつも正しくまちがいのない
答えをしなくちゃならんと思って
そういうとこだと思っているから
まちがうことがこわくてこわくて
手も上げないで小さくなって
黙りこくって時間がすぎる

しかたがないから先生だけが
勝手にしやべって生徒はうわのそら
それじゃあちっとも伸びてはいけない

神様でさえまちがう世の中
ましてこれから人間になろうと
している僕らがまちがったって
なにがおかしい あたりまえじゃないか

うつむきうつむき
そうっと上げた手 はじめて上げた手
先生がさした

どきりと胸が大きく鳴って
どぎっどきっと体が燃えて
立ったとたんに忘れてしまった
なんだかぼそぼそしゃべったけれども
なにを言ったかちんぷんかんぷん
私はことりと座ってしまった

体がすうっと涼しくなって
ああ言やあよかった こう言やあよかった
あとでいいこと浮かんでくるのに

それでいいのだ いくどもいくども
おんなじことをくりかえすうちに
それからだんだんどきりがやんで
言いたいことが言えてくるのだ
はじめからうまいこと言えるはずないんだ
はじめから答えが当たるはずないんだ

なんどもなんども言ってるうちに
まちがううちに
言いたいことの半分くらいは
どうやらこうやら言えてくるのだ
そうしてたまには答えもあたる

まちがいだらけのぼくらの教室
おそれちゃいけない わらっちゃいけない
安心して手をあげろ
安心してまがえや

まちがったって わらったり
ばかにしたり おこったり
そんなものはおりゃあせん

まちがったってだれかがよ
なおしてくれるし教えてくれる
困ったときには先生が
ない知恵しぼって教えるで
そんな教室作ろうやあ

おまえへんだと言われたって
あんたちがうと言われたって
そう思うだからしょうがない

だれかがかりにもわらったら
まちがうことがなぜわるい
まちがってることわかればよ

人が言おうが言うまいが
おらあ自分であらためる
わからなけりゃあそのかわり
だれが言おうとこずこうと
おらあ根性まげねえだ

そんな教室作ろうやあ

http://amzn.to/16JzYnd


2013年4月7日日曜日

この子全然ダメなんです

FMT整体では学生さんに、自分の口で、
自分の症状の説明をしてもらうようにしている。

中には小学生でも、しっかりと説明ができる子もいるし、
高校生になっても、ご両親に説明してもらうことを
頼りにしている子もいる。

つい最近来ていた女子高生は、恥ずかしがり屋で、
最初は僕と目を合わせてもくれなかった。

問診をしていても、

「いつ痛くなったの?」

「うーん、、、」

「1ヶ月前くらい?」

「、、、はい」

「練習中に痛めたの?」

「、、、はい」

みたいな感じだった。

初めは緊張をしているだけの場合があるけど、
この子はすごくシャイだった。

初回の施術のあとに、

「先生、何とか力になってあげたいんだけど、
○○ちゃんのこと分からないと
何もしてあげられないから色々と教えてね」

なんて言ったら、次回来たときには、
言葉につまりながらも一生懸命に説明をしてくれた。

僕も元々無口で、恥ずかしがり屋な方だったから、
彼女の気持ちが少し分かる。

本人なりに「このままじゃダメだ」「何とかしたい」という
気持ちがどこかでちゃんとあって、機会さえあれば、
やってみれば、意外とできるものだったりする。

「おー、すごいね。前回よりもちゃんと説明ができてるじゃん」

と言ったら、恥ずかしそうに笑った。

おっとりとしているけれど、反応はゆっくりだけれど、
彼女なりにマイペースにがんばっているのが分かる。

回を重ねるごとに、彼女は目をしっかりと合わせて、
自分の口で説明ができるようになった。

質問をすると、ちゃんと返答をしてくれて、
会話も成り立つようになっていた。

笑顔を見せてくれる回数も増えていた。

通院されるようになってからしばらく経ち
「ランニングをすると痛いときがある」というから
「ちょっとそこを走ってみてよ」と言った。

ニコニコと笑顔を浮かべながらも、
少し恥ずかしそうにしていた。

すると、その姿を見て、彼女のお母さんが、

「ほら、早く走りなさい」

とおっしゃった。

パタパタと足音を立てて走る姿は、
ペンギンが走っているみたいで、
お世辞にも運動センスが良いとは言えないけれど、
「悪くないな」と思った。

少し修正されれば、もっと伸びていくだろうと。

ひと通り施術を終えて
「一端これで様子を見てみましょう」
と説明をしたあと

「彼女はなかなか良い物を持っていますよ」と言ったら、

ピンと来ない表情をされて
「いえいえ、この子は全然ダメなんです」とお母さん。

本人も首を横に振って、否定していた。

「いえ、きっと彼女は遠慮さえなくなれば、
能力を発揮すると思いますよ」と言ったけれど、

お母さんは「そんなこと全然ないんですよ。
自分の口でちゃんと説明もできないし」とおっしゃった。

謙遜されているのだけれど、そんな些細な一言が、
彼女のセルフイメージを作っていく。

彼女の頭に「自分はダメなんだ」と頭に刷り込まれる。

この場だけではない。

きっとこれまで何百回と、刷り込まれてきたのだと思う。

僕はお世辞で言ったわけではなくて、
本心からだったのだけれど、
伝わらなかったかもしれない。

帰り際、心なしか彼女の表情が
少し曇っていたように見えたのは、
気のせいだろうか。

彼女と出会って、3ヶ月も経っていないけれど、
施術の回数を重ねるたびに、
どんどん説明が上手になり、
コミュニケーションをとれるようになった。

そんな娘さんの小さいけれど、
確かな変化に気がついて欲しかった。

彼女の持っている可能性を引き出し、
伸ばしていくのは、周りの大人たちの役割だと思う。

施術家の目的は、ただケガを治すことだけではない。

彼女の人生に何か少しでも
良い影響を与えることができたら。

彼女の魅力を少しでも
引き出せることができたら。

そんな施術家になるために、
これからも僕たちは日々精進を重ねていく。


2013年1月26日土曜日

押し花のしおりのプレゼント

患者さんからとっても素敵な
プレゼントをいただきました。

押し花を使った「しおり」!

このまま雑貨屋さんで、
売れるんじゃないかと思うくらい、
素晴らしい作品だったので、
ビックリしていたら、

「私教室をやっているんです」

って納得です!

私、本をよく読むので、
本当に嬉しいです。

宝物にします!

ありがとうございます。

中村 宇博



2013年1月6日日曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

どんなお正月を過ごされましたか?

私は毎年、祖母にお年玉を
あげているのですが、

(今までもらってばかりなので、
大人になったら返すというのが、
中村家のルールです)

今年は去年よりも少し多く
渡すことができたので、
嬉しかったです。

年々、自分の成長を
実感できるといいですよね。

年末休みに入ると、
自然と1年を振り返ります。

今年はFMT整体と出会って
6年目の年です。

5年間本当にあっという間でした。

ちょっと早過ぎて驚いてます。

周りの人の話しでは、
年をとるにつれて、
さらに加速していくといいます。

やっぱり、やりたいことや、
やらなければならないことに
妥協をしたらいけませんね。

いろいろと言い訳をつけて、
行動できていないことが
たくさんあるので、

早速行動をしたいと思います。

昨年の目標は、
「興味深い人になること」でした。

結果は、、、

うーん、どうなのでしょうか。

なれたのか分かりません。

よく考えてみると、興味深い人って、
どんな基準なのか曖昧ですね。

そういえば、

目標を立てるときのコツは、
より具体的にすることだと
言われたことがあります。

そこで今年はこんな目標を立てました。

・アトピー治療について本にまとめる
(私の治療の体験談)

・シェアハウスに引越しする
(全然違う世界に生きる人と
一緒に生活してみたい)

昨年よりも具体的です。

人とは少し違ったことに、
チャレンジをしたいです。

さて、とりとめのないことを、
お話しましたが、今年も、
よろしくお願いします。