2012年1月2日月曜日

来院に迷う学生さん、その保護者の方へ

FMTでは学生さんに対して、
口うるさく注意をすることがあります。

待合室で騒いでいたら、

「他の患者さんの迷惑になるので、
静かにしていてください」

とハッキリ言います。

もし、それでも改善をしないようなら、
施術をお断りすることもあります。

(実際、過去に何度か
そのようなことがありました)

注意をするときには、
できるだけ理由を説明しています。

いくつか理由を挙げると、

・施術を受ける患者さんの中には、
頭がガンガンと割れそうなほど痛い
という人もいる。

そのような患者さんにとっては、
騒音が非常に不快に感じられて、
調子を崩すこともある。


・施術室は、施術家にとって、
最高のパフォーマンスを発揮できる
舞台でないといけない。

私たち自身、そのことに最大限の
配慮をしているし、それは施術を受ける
患者さんも同様に気づかって欲しい。


・そのような配慮ができない人間は、
どうせスポーツでも結果を残せない。

など、、、

FMTでは単にケガを治すというだけでなく、
それを通して人間的な成長もしてほしい
と思っています。

でも、学生さんを注意しながら、
いつも思います。

「じゃあ、自分は人に注意できるような
振る舞いをしているだろうか」と。

正直に言いますと、

私自身、学生のときは、とても
そのような配慮ができるような、
できた人間ではありませんでした。

だから、逆に、そのような気配りが
最初からできている学生さんを見ると、
素直に「すばらしい」と思います。

本来なら当たり前のことかもしれませんが、
私はできていませんでした。

私がFMTで施術家の修行を始めたときには、
かなり細かいところまで指摘をうけて、
厳しく指導をしていただきました。

今でこそ、私もあいさつ、礼儀、気配りなど、
人として当たり前のことができるように
なってきてはいると思うのですが、

まだまだ未熟で至らないところばかりです。

実はもともと私がFMTに来院を決めた
理由の1つに(私は元患者でした)

FMT代表の高瀬院長のブログ記事がありました。

詳細は覚えていないのですが、たしか、

「今日、昼休みにスタッフが怒っていて、
理由を聞いたら、

『電車で優先席に座っている学生がいた。

あとから老人が乗ってこられたけれど、
その子は席をゆずろうとしなかった。

だから、ここは優先席ですよ、と、
注意したけど、その子は無視をした』
のだそうだ。

そういう時代の感覚がとても悲しい」

というような内容でした。

このような感覚を大切にされている先生なら
信頼ができるだろうなと思いました。

私は学生のときに友人たちと
バカをやりながら、

「ウザイ」「めんどくさい」「死ね」
などと言い合いながら、

でも、心のどこかで、そういうノリに
付いていけない自分もいて、

本当は、

礼儀作法を大切にしたい、
目上の人を敬いたい、

人の話を真剣に聞きたい、
熱い夢を語りたい、

そんな気持ちがありました。

それをすると、気持ち悪がられる、
面倒くさがられるので、
そうしていなかったのですが。

私はFMTの空気が心地いいです。
患者だったときから好きです。

他の整体院とは違う独特な緊張感があります。

私の文章を見ていただくと分かるでしょうが、
ちょっと堅い、真面目な雰囲気があります。

スタッフと患者さん、そして患者さん同士が、
互いを思いやる心配りが自然とみられます。

ぜひ学生さんには、FMTの患者さんには、
人を思いやることができない、

あいさつもろくにできない、バカな大人は
1人もいないことを見てほしいです。

偏屈に、頑固にはならないように、でも、
昔から流れている温かさ、優しさと共にある、
厳しさのような雰囲気を今後も大切にして
いきたいと思っています。

このような考え方に共感ができない人は、
FMTに施術に来ない方がいいでしょう。

私は子どもたちには真剣に接したいので、
ときには厳しいことも、口うるさいことも
言うようにしています。

「うっとうしい」「ウザイ」と
思われているかもしれませんね。

でも、それでも構わないので、
ちゃんと指導するようにしています。

そして、それを言うにふさわしい
人間でいられるようにこれからも、
自分自身を成長させていきます。

中村 宇博


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