2011年12月2日金曜日

抗リウマチ薬を飲まずに自然治癒させる②


の続きです。

まだご覧になられていない方は、
先に前回の記事を読まれることを
オススメします。

前回の記事はこちらから↓


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「先生、やっぱり不安になってきました。
本当に治るのでしょうか」

関節の腫れがひどく、痛みも強くなり、
範囲も広がってきている。

不安になって当然です。

けれども、実はこのリウマチの反応は、
決して症状が悪化しているわけでは
ないのです。

例えば指の関節に痛みが出たとき、
その後、数週間くらいは腫れと痛みが
なかなか引いていきません。

しかし、不思議なことに、
さらに時間が経過すると、

今度は自然と痛みが引いていき、
次第に腫れや関節の動きの悪さも、
改善していくのです。

一見、悪化しているように見える、
関節の腫れや痛みも、実は、
体の治癒の反応なのです。

そのことはNさんも
未だ信じられない様子です。

しかし、来院されて間もないうちは、
指が痛くて曲げられないほどだったのが、

現在は筋肉の張りやこわばりは
見られるものの、指を曲げても、
痛まなくなりました。

今後、張りやこわばりがとれていくうちに
実感がわいてくるでしょう。

私も5年前、アトピーがひどかった
大学生のときに、ステロイドを塗るのを
やめて、自然治癒を目指しました。

そのときも、薬を止めた途端に、
回復に向かっていくかというと、
そうではありません。

むしろ数か月は薬をやめたことで、
今まで抑えてきた症状が噴き出てきます。

もちろん、これも体内に溜まっている
毒素や薬の残りカスを外へ出そうとする
体の治癒反応で、

症状が悪化しているわけではないのです。

だから放っておくと、
次第に症状が良くなっていきます。

Nさんも同じで、薬を止めて、
一時的に悪化しているように見える
関節の腫れや痛みは治癒の反応なのです。

「そんなこと信じられません。
医学的根拠があって言っているのですか?」

現在は世界的な免疫学の権威である、
安保徹先生がこのメカニズムを解明されて、
著書などでも紹介されています。

もし興味があったら読んでみてください。

とても勉強になります。


どうしても私たちは医学的な根拠が
ないとなると信じられないとか、
怪しいと思ってしまいがちですが、

この医学的な根拠というのも、
実は非常に曖昧なことが多いです。

過去の歴史を見てみると、
常識というものは必ずあとで
くつがえっています。

例えば、昔、運動をするときに、
水を飲まない方が体力がつくと
言われる時代がありました。

今なら熱中症になるから、
こまめに水分をとりなさい
というのが常識です。

今どき「水を飲むな」という指導者がいたら、
保護者からクレームの嵐でしょう。

昔はバターは体に悪いから、
マーガリンを使った方が健康にいい
と言われていましたが、

今ではマーガリンは冠状動脈に
悪影響を与えて、心臓病のリスクを
高めるから危険と言われています。

これまではリウマチは原因が分からないから、
薬を使ってコントロールするしかない
というのが通説でしたが、

今後はどうなるか分かりません。

実際、薬をやめてリウマチを
完治させた人もたくさんいます。

薬の危険性を叫ぶお医者さんも
増えてきています。

誰もが自己治癒力を持っていて、
体は生きている限り、
必ず回復をしつづけます。

正しい対処をすれば、薬を飲まずとも、
リウマチという難病であっても、
回復をしていくのです。

どうかあきらめないでください。

中村 宇博

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