2011年12月4日日曜日

手根管症候群の患者さんから「りんごのケーキ」をいただきました


長野から来院されているKさんから、
無農薬のリンゴを使ったケーキを
いただきました!

リンゴはご自宅で作られているそうです。

Kさんは調理師さんで、70人を超える
幼稚園児の給食を作られているのですが、

手根管症候群という、手のしびれ、
痛みが起こる症状のために、
一時は包丁が持てない、鍋が持てない、
指が曲がらない状態でした。

「大好きな仕事をつづけたいから」と、
長野という遠方から通院を開始。

何とか力になりたいと思っていました。

いつも幼稚園での仕事ぶりや、
ご家族のお話を聞かせてくれるのですが、

「本当に料理がお好きなんだな」
「”人”が好きな方なんだな」
というのが伝わってくるのです。

そういえば調理師さんで腱鞘炎や
手根管症候群の方は多いですが、

どの方も好きで始めたお仕事で、
どうにか長く続けていきたいと、
一生懸命に治療にはげまれます。

だから、こちらも何とかつづけさせて
あげたいと、自然と気合が入ります。

2カ月程度で、ほぼしびれがなくなり、

その後、遠方のために定期的な来院ができず、
一時的に症状が良くなったり、戻ったりを
繰り返しましたが、

現在はお菓子を作ったりもできるまでに
回復されました。

まだ決して手が完全に回復したわけでは
ないのに、そのような状態でケーキを
作ってきてくださったんだと思うと、
涙が出そうなくらい嬉しいです。

Kさん、本当にありがとうございます。
大切にいただきます!

そして、その陰には
車を運転してきてくださる旦那さん、

そして、付き添いで来てくれる
お子さんたちの協力があることを
忘れないように、感謝します。

中村 宇博


追伸:Kさんは娘さんを施術家にしようと
密かに企んでいるそうです(笑)

そして娘さんが施術家、その横で、
Kさんが自然食のカフェをするのが
夢なのだとか。

そんな風に思ってくださるというのは、
施術家をやっていて本当に良かったなと
思う瞬間でもあります。

これからも人から憧れられるような、
とくに子どもたちから尊敬されるような
人でありたいと思います。


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