2011年12月18日日曜日

病気やケガで人付き合いが変わる

先日、リウマチの自然治癒を
目指しているNさんから聞いた話。

Nさんはリウマチのため、
歩くのが困難なほどです。

ペンギン歩きのような感じで、
通常の3分の1くらいのスピードしか
出ません。

早期回復のために施術と、
初動負荷トレーニングを併用していますが、
トレーニングジムでは機械と機械の間を
移動することすら辛い状況です。

かなりフラフラと歩いているみたいです。

ところが、そんなNさんを見ていた
他の会員さんたちが、

「どうしたんですか?」
「頑張ってくださいね」

と声をかけてくれたそうです。

どうやらNさんがフラフラしながらも、
トレーニングに励む姿を見ていて、
応援したくなってしまったようなのです。

Nさんにとっては単に自分が治りたいが
ために頑張っているだけなのですが。

それが意外と周囲の人に
勇気を与えていることがあります。

もちろん、中には、
「とろとろ歩いてるんじゃねーよ」
と言わんばかりの人もいるようですが。

私もそうでしたが、薬なしでアトピーを
治そうと決めたとき、私の周囲で味方に
なってくれる人は母親ぐらいでした。

でも、その母親であっても、
まさか薬を塗らないでアトピーが治るなんて、
考えてもいなかったようです。

周りは全員アンチです。

人に会うたびに、

「病院に行けばいいじゃん」
「薬、塗れよ」
「そんなことして周りに迷惑かけてるって
分からないのかよ」

などと散々なことを
言われたこともありました。

でも、絶対にあきらめませんでした。

いつかアトピーを本当に薬なしで治して、
こいつら全員をぎゃふんと言わせてやると、
そう思っていました。

それがモチベーションになって、
逆に頑張ることができました。

そんなことを続けているうちに、
面白いことが起こりました。

今まで仲が良かった人たちと、
どんどん疎遠になっていきました。

そして、その一方で、
今まで話したことがないような人たちと
巡り合えるようになったのです。

ある人は私のアトピーで
ボロボロの肌を見て、

「辛いよな。俺、昔、ニキビがひどくて、
かなり辛い経験したから、気持ちが分かるよ」

と話しかけてくれたり、

「僕も昔アトピーだったんですよ。
頑張ってくださいね」

と言われたり、

しかも彼らは全然面識がないような
人たちなのです。

それをキッカケに仲良くなって、
今でも付き合いがある人もいます。

FMTでアルバイトを始めて、
受付に立っていたときには、
患者さんたちから、

「どうやったらアトピーが治るんですか?」

「私の息子がアトピーなんですけど、
話してやってくれませんか?」

などと話かけられるようになりました。

私はただアトピーを治したい一心で、
それにとりくんでいただけなのですが、
それに合わせて自然と人付き合いまで
変わってしまいました。

アトピーの治療に取り組む私を
応援したり、頼りにしてくれる人が
現れてきました。

ケガや病気をすると、
非常に不運なことのように感じられて
しまうかもしれません。

けれども、そうなってしまったこをは
仕方がないことで、それを受け入れて、
真摯に治療に取り組んだ人には、

今までとは違う人生が訪れるように
思います。

ケガや病気をどう捉えるのかは、
あなた次第なのです。

私にはアトピーがそうであったように、

そして、Nさんにとっては
リウマチがそうであるように、

あなたがその病気になったことには、
必ず意味があるはずです。

私にはあなたと同じ経験ができないし、
その病気になったあなただけにしか
経験ができないことがたくさんあるはずです。

ぜひそれを受け入れて、
自分が変わるきっかけにしてください。

そして、早く回復して、心ないことを
言った奴らをみ返してやろう。

と言っても、治ってしまったときには、
不思議なことに、

「あのときあんなひどいことを言われたから、
私はこの病気を治そうと頑張れたんだよな。
あの時は辛かったけれど、ありがたかったな」

などと思えてしまうのですが。

とりとめのない話になってしまいましたが、
言いたかったことは、

意外とあなたの姿を周りの人たちは見ていて、

病気やケガに立ち向かうあなたの姿に
励まされたり、勇気をもらったり
している人がいるということ。

だから、負けないでくださいね。

中村 宇博

0 件のコメント:

コメントを投稿