2013年9月18日水曜日

ケガをキッカケに最大の飛躍をする方法

部活でケガをした学生さんが
大会直前に駆け込んできます。

大抵が間に合うので大丈夫ですが、
本音を言うと、

「もっと早く来てくれれば良かったのに」

と思わずにはいられません。

たとえ間に合ったとしても、
帳尻を合わせたにしかすぎません。

以前、自身がオリンピックにも出場し、
現在は部活のコーチをされている方が、

「大会に間に合うようにケガを治そうと
考えていること自体がズレている。

大会直前にケガをしてしまった時点で、
そこに至るまでの練習計画を失敗して
いるのだから、

それに間に合わせようとするのではなく、
その現状を受け入れて、次の試合に、
照準を合わせて、練習を始める選手が、
本当に結果を出せる人だと思う」

と言っていました。

コーチをされていると選手がケガに対して、
どう取り組むのか、その結果どうなるか、が、
客観的に見えるのでしょう。

また自身が選手でもあったので、
大会に出たい気持ちも、
痛いほど分かるのだと思います。

私もケガをして駆け込んでこられる
学生さんをみると、心情としては、
何とかしてあげたいと思います。

しかし、その選手が長い目で見て、
「本当に結果を残せる選手になれるか」も、
実はケガをしたときに問われるのです。

だから、私は安易には、

「大会に間に合うようにがんばろう」

とは言えません。

その選手のことを本気で考えると、
次の大会に照準を合わせた方がいいと
考えるときもあるからです。

そして、そうやってケガをしたことの、
辛さを乗り越えた選手の方が、
あとで結果を残したりします。

ケガをしたことは本当に辛いと思う。

けれど、ケガはピンチではなくて、
チャンスなんです。

これから、その選手が伸びるかどうかが
問われる最大のキッカケなんです。

だから、ケガなんて放っておけば治る、
なんて軽く思わないでください。

ケガに対して、どう取り組んだらいいのか、
もう2度と悔しい思いをしないように、
今後どうすればいいのか、を含めて、
アドバイスをします。

このケガをキッカケに最大の飛躍をしよう。

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